カップいっぱいの幸せ
ただ背中を擦り、ゆっくり話しかけ

俺が颯兄ではなく、圭だと伝え……………

どれくらい経ったのか分からないが

咲は疲れて眠った。

安らかな寝息が聞こえたことに安堵すると同時に

自分のしたこと………

彼女の闇のことを考えた。

颯兄とは…………誰だ?



彼女の事は、出会って直ぐに気になった。

仕事柄、心に闇を持つ人間が気になるのだ。

話を聞き、深く付き合えば付き合うほど………

彼女の裏の部分が気になっていったが。

勝手に調べても何も解決しないと、彼女が心を開き

話してくれるのを待つつもりだった。
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