カップいっぱいの幸せ
泣きながら眠った咲の寝顔を見ていると

単純に『幸せにしてやりたい』と思った。

…………愛しいとも。

もしかしたら…………ささのからかい通りになったかもな。

それならそれでもいい。

18も年下の子供に…………とも思わないでもないが。

拾った子犬に……情をかけた段階で

こうなる運命だったのかもな。

恋愛に進むかどうかは…………

咲の気持ちもあるから分からないけど。

これ以上哀しい目はさせないと心に誓った。



『とりあえず、今日はゆっくりおやすみ。』
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