クールな御曹司と愛され新妻契約
恥ずかしいのに、体の内側からとろけていきそう……っ。
知らない感情が、体をもっと火照らせる。
こんな感覚になるのは、彼がきっと上手なせいだろうと思った。
「あっ。れ、冷泉さ……」
ダメ、と彼の手を制止したいのに、その妖艶な手つきと濃厚なキスに翻弄されて、上手く言葉が出ない。
「ふ、あ……っ」
息継ぎが上手くできずに苦しくて、恥ずかしくて、どこもかしこも真っ赤になっている気がする。
「千景」
すると、彼は私の耳朶を食みながら、低く甘い声音で囁いた。
「今夜から、俺のことは千景と呼んでください」
「んっ……は、い……」
壁に背中を預け、自分の体をぎりぎりの状態で支えながら、彼から容赦無く与えられる濃厚な口付けの合間に答える。
「ほら、呼んでみて」
「ち、千景さ……ん」
気を抜けば足元から崩れそうになる中、泣き出しそうな声音で彼の名を呼べば、彼は満足そうに唇を離した。
やっと解放され、私は熱い吐息をこぼしながら、玄関に座り込む。
知らない感情が、体をもっと火照らせる。
こんな感覚になるのは、彼がきっと上手なせいだろうと思った。
「あっ。れ、冷泉さ……」
ダメ、と彼の手を制止したいのに、その妖艶な手つきと濃厚なキスに翻弄されて、上手く言葉が出ない。
「ふ、あ……っ」
息継ぎが上手くできずに苦しくて、恥ずかしくて、どこもかしこも真っ赤になっている気がする。
「千景」
すると、彼は私の耳朶を食みながら、低く甘い声音で囁いた。
「今夜から、俺のことは千景と呼んでください」
「んっ……は、い……」
壁に背中を預け、自分の体をぎりぎりの状態で支えながら、彼から容赦無く与えられる濃厚な口付けの合間に答える。
「ほら、呼んでみて」
「ち、千景さ……ん」
気を抜けば足元から崩れそうになる中、泣き出しそうな声音で彼の名を呼べば、彼は満足そうに唇を離した。
やっと解放され、私は熱い吐息をこぼしながら、玄関に座り込む。