ストーカー
深刻
もう外に出るのが嫌だった。


外に出れば誰に見られているかわからない。


誰が追いかけて来るかわからない。


それでも朝はやってくる。


あたしは一睡もできないまま、スマホのアラームを止めていた。


「7時か……」


そう呟いて寝返りを打つ。


寝不足なのに恐怖心から眠気は襲ってこなかった。


夢の中にいたほうがどれだけ楽だろうかと考えて涙が滲んだ。


「またか!!」

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