ストーカー

☆☆☆

防犯カメラの設置が終ると、両親は仕事へ行ってしまった。


あたしはこのまま学校を休むことになった。


外へ出なくていい事に安堵する。


《遙:みんな心配かけてごめんね！　今日は学校を休むことになったの！》


仲のいいグループメッセージに一言そう記入した。


《日菜:大丈夫？　体調が悪いのかな？　ゆっくり休んでね！》


《美咲:授業のノートはあたしに任せて！　ゆっくりね！》


みんなからのメッセージを見ていると心が温かくなっていく。


昨日は全然眠れてないし、少し眠ろう。


そう思い、あたしはベッドへもぐりこんだのだった。