ストーカー
☆☆☆
それから数日間は何事のなく過ぎて行き、日菜と美咲の2人とスイーツを食べに行く約束をしていた日になっていた。
《美咲:ごめん、今日は予定変更であたしと2人きり! でもまぁ、いいよね?》
美咲からそんなメッセージが届いたのは、午前中のことだった。
外はとてもいい天気で、白い雲がプカプカと空に浮かんでいるのが見える。
《遙:え? 日菜いないの?》
元々日菜に奢る予定にしていたので、あたしはスマホを手にして動きを止めた。
メッセージに『あたしと2人きり!』と書かれているから、美咲は予定通り出かける
つもりでいるのだろうけれど……。
《美咲:うん……。だから今日は奢る必要なし! だけど出られるよね?》
「なんだか強引だな……」
美咲からのメッセージにあたしは首を傾げて呟く。
日菜がいないのなら、日菜の予定に合わせて変更すればいいのに。
《遙:まぁ出られるけど。パンケーキを食べに行くの?》
《美咲:ん~まぁ……合流したら説明する!じゃ、後でね!》
「なにそれ」
半ば強引に打ち切られた会話にあたしは更に首を傾げたのだった。
それから数日間は何事のなく過ぎて行き、日菜と美咲の2人とスイーツを食べに行く約束をしていた日になっていた。
《美咲:ごめん、今日は予定変更であたしと2人きり! でもまぁ、いいよね?》
美咲からそんなメッセージが届いたのは、午前中のことだった。
外はとてもいい天気で、白い雲がプカプカと空に浮かんでいるのが見える。
《遙:え? 日菜いないの?》
元々日菜に奢る予定にしていたので、あたしはスマホを手にして動きを止めた。
メッセージに『あたしと2人きり!』と書かれているから、美咲は予定通り出かける
つもりでいるのだろうけれど……。
《美咲:うん……。だから今日は奢る必要なし! だけど出られるよね?》
「なんだか強引だな……」
美咲からのメッセージにあたしは首を傾げて呟く。
日菜がいないのなら、日菜の予定に合わせて変更すればいいのに。
《遙:まぁ出られるけど。パンケーキを食べに行くの?》
《美咲:ん~まぁ……合流したら説明する!じゃ、後でね!》
「なにそれ」
半ば強引に打ち切られた会話にあたしは更に首を傾げたのだった。