ストーカー
☆☆☆

アイマスクを外された時、見慣れた道に立っていた。


あれからアイマスクを付けられたまま移動してきたから、自分がどこに監禁されていたのかわからないままだ。


太陽は沈んで随分と遅い時間なのだということがわかった


両親もきっと心配しているのだろう。


「じゃあ、また連絡するよ」


西村君はそう言い、あたしの背中を押したのだった。
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