ストーカー
☆☆☆

璃桜からメッセージがあったのは、それから1時間後のことだった。


着信もメッセージも散々無視しているのに……。


《璃桜:彼氏ができたって、嘘だよな!?》


そのメッセージに一気に涙があふれ出した。


日菜と美咲から話を聞いたのだろう。


こんなあたしを見て、友達はなにを感じただろうか。


璃桜はなんて思っただろうか。


考えると胸が痛い。


けれど説明することなんてできなかった。


あたしはどうすればいいの?


なにもかも八方ふさがりだ。


「もう……嫌……!」


そう呟き、ベッドに突っ伏して嗚咽を殺して泣いた。
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