ストーカー
ファミレスという言葉に脱力してしまいそうになるが、高校生の合コンだからそんなもんか。
ちょっとオシャレな居酒屋なんて行けれないもんね。
《遙:学校の近くのファミレスだって》
《璃桜:わかった。後から迎えにいくから、それまでならOKってことで》
璃桜の返事にあたしは大きく息を吐きだした。
なんて優しいんだろう!
彼女が合コンに行くなんて言ったら普通怒るよね?
それなのに璃桜はこちらの事情と自分の気持ちを考慮する着地点を見つけてくれるのだ。
璃桜の神対応にため息が出る。
「璃桜からOK出たよ。感謝してよね」
「嘘、本当に!?」
美咲がパッと笑顔になってあたしのスマホ画面を見つめる。
「本当だよ、ほら見て」
「本当だ……! さすが璃桜、カッコイイこと言うじゃん!」
美咲はバンバンとあたしの肩を叩く。
みんなで合コンへ行けれるのが、よほど嬉しいのだろう。
もしかしたら、美咲は今日彼氏を見つけるつもりなのかもしれない。
「璃桜が迎えに来たらすぐに帰るからね?」
あたしは念を押すように3人へ向けてそう言ったのだった。
ちょっとオシャレな居酒屋なんて行けれないもんね。
《遙:学校の近くのファミレスだって》
《璃桜:わかった。後から迎えにいくから、それまでならOKってことで》
璃桜の返事にあたしは大きく息を吐きだした。
なんて優しいんだろう!
彼女が合コンに行くなんて言ったら普通怒るよね?
それなのに璃桜はこちらの事情と自分の気持ちを考慮する着地点を見つけてくれるのだ。
璃桜の神対応にため息が出る。
「璃桜からOK出たよ。感謝してよね」
「嘘、本当に!?」
美咲がパッと笑顔になってあたしのスマホ画面を見つめる。
「本当だよ、ほら見て」
「本当だ……! さすが璃桜、カッコイイこと言うじゃん!」
美咲はバンバンとあたしの肩を叩く。
みんなで合コンへ行けれるのが、よほど嬉しいのだろう。
もしかしたら、美咲は今日彼氏を見つけるつもりなのかもしれない。
「璃桜が迎えに来たらすぐに帰るからね?」
あたしは念を押すように3人へ向けてそう言ったのだった。