ストーカー
☆☆☆

それから少ししてからのことだった。


スマホが震えてあたしは重たい頭を起こした。


また、友達からかな。


そう思ったが、メッセ―ジは西村君からだったのだ。


ハッとして内容を確認する。


《西村:学校にはちゃんと行けよ》


その文面に全身が冷たくなった。


なんで知ってるの……。


あたしは学校へ行っていないことを西村君に伝えていない。


なのに、なんで!?


怖くなり、すぐにスマホをテーブルに置いた。


どこからか見ているのだろうか?
< 212 / 244 >

この作品をシェア

pagetop