ストーカー
あたしは璃桜の彼女なのに、サポートすらしていない。
サッカーについては璃桜の方が詳しいし、口出しする気もなかったから。
「何してんのお前ら」
そんな声が聞こえてきて視線を向けると、いつの間にか璃桜がすぐ近くに立っていた。
マネージャーの3人は笑顔を浮かべて「そこにいると危ないって教えてあげたの」なんて言っている。
「別に、ここは危なくないだろ」
璃桜は、マネージャーの言葉をすぐに信用する気はないようだ。
確かに。
だって、あたしは毎日ここに座って見学していたのだから。
「璃桜! 試合始めるぞ!」
コートの中から郁がそう声をかけ、璃桜は走って戻って行ったのだった。
サッカーについては璃桜の方が詳しいし、口出しする気もなかったから。
「何してんのお前ら」
そんな声が聞こえてきて視線を向けると、いつの間にか璃桜がすぐ近くに立っていた。
マネージャーの3人は笑顔を浮かべて「そこにいると危ないって教えてあげたの」なんて言っている。
「別に、ここは危なくないだろ」
璃桜は、マネージャーの言葉をすぐに信用する気はないようだ。
確かに。
だって、あたしは毎日ここに座って見学していたのだから。
「璃桜! 試合始めるぞ!」
コートの中から郁がそう声をかけ、璃桜は走って戻って行ったのだった。