ストーカー
その時の男子生徒の顔が、今前の前にいる生徒の顔と一致した。
「えっと……名前……」
あの時名前を聞いていなかったことを思い出した。
「西村だよ。あの時は絆創膏をありがとう」
「西村君ね。あの後猫はどうなったの?」
「近所の人に引き渡したよ。今もその人が飼ってくれてる」
「そうなんだ」
あの後どうなったのか知らなかったから、今知ることができて気持ちがスッキリした。
「あの時西村君がいなかったら、子猫は死んじゃってたかもしれないね」
「そんなことないだろ。加藤が通りかかってきっと助けてくれた」
そう言われるとなんだかくすぐったい。
受験の前だったから、子猫の泣き声を聞いても無視していたかもしれないし。
「えっと……名前……」
あの時名前を聞いていなかったことを思い出した。
「西村だよ。あの時は絆創膏をありがとう」
「西村君ね。あの後猫はどうなったの?」
「近所の人に引き渡したよ。今もその人が飼ってくれてる」
「そうなんだ」
あの後どうなったのか知らなかったから、今知ることができて気持ちがスッキリした。
「あの時西村君がいなかったら、子猫は死んじゃってたかもしれないね」
「そんなことないだろ。加藤が通りかかってきっと助けてくれた」
そう言われるとなんだかくすぐったい。
受験の前だったから、子猫の泣き声を聞いても無視していたかもしれないし。