ストーカー
☆☆☆
今日は西村君に再開できて嬉しい日だったのに、視線のせいで気分はまた落ち込んでいた。
家に入ってしっかり施錠をし、自室に戻る。
部屋着に着替えて勉強を始めてみても、あの視線の正体が気になってあまり集中できなかった。
そんなとき、スマホがポンッと音を立てた。
確認してみると、さっそく西村君からのメッセージだ。
文章はなく、スタンプが押されている。
胴体と手足が長い人間が、クネクネと踊っているスタンプだ。
それを見てプッと吹きだした。
沈んでいた気持ちが一気に楽になって行くのを感じる。
《遙:なにそれ? ダンス?》
《西村:いや、なんか元気なさそうに見えたから、このスタンプなら笑うかなって思って》
その文面にあたしはため息を吐き出した。
たった数分会話をしただけなのに、西村君はしっかり見ている。
今日は西村君に再開できて嬉しい日だったのに、視線のせいで気分はまた落ち込んでいた。
家に入ってしっかり施錠をし、自室に戻る。
部屋着に着替えて勉強を始めてみても、あの視線の正体が気になってあまり集中できなかった。
そんなとき、スマホがポンッと音を立てた。
確認してみると、さっそく西村君からのメッセージだ。
文章はなく、スタンプが押されている。
胴体と手足が長い人間が、クネクネと踊っているスタンプだ。
それを見てプッと吹きだした。
沈んでいた気持ちが一気に楽になって行くのを感じる。
《遙:なにそれ? ダンス?》
《西村:いや、なんか元気なさそうに見えたから、このスタンプなら笑うかなって思って》
その文面にあたしはため息を吐き出した。
たった数分会話をしただけなのに、西村君はしっかり見ている。