ストーカー
☆☆☆

「ねぇ、ちょっと聞いてほしいんだけど」


昼休憩中、あたしは日菜と美咲を廊下に呼んだ。


「どうしたの?」


日菜があたしの顔を覗き込んでそう聞いてくる。


「実は今朝ね……」


大量の隠し撮り写真が投函されたことを、あたしは2人に包み隠さず説明した。


その後警察へ行った事もだ。


「嘘。なにそれ……」


美咲は青ざめてそう呟いた。


「写真の中には制服姿のものが多かったの。もしかしたら同じ学校の生徒かもしれない」


小声でそう言うと、2人は目を見合わせた。


「もしそうだとしたら、犯人は近くにいるってことだよね」


日菜が言う。
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