空を見上げれば…
いっそ、この波が嫌な事を全部洗い流してくれたらいいのに…

「野々原君…」

こんな時に側にいてほしいと思うのは
いつも、彼で
たとえ、宇都宮さんを信じているとしても
彼には、私を信じてほしいっていう
わがままな自分もいて

「もう、分からないよ…」


「野々原君のバカァーーー!!」
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