空を見上げれば…
「このくだり、前もあったな…」

そうだ、前もあった
出会ったはばかりの頃教室で…

「美月…ごめん。
たしかに、バカだよな。
美月の話聞こうともしなかった。
本当にごめん…」

「いいよ…、私が話さなかったのも
悪いし…」

私は真っ直ぐ野々原君の目を見る
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