無自覚片思いの相手は策士な肉食系でした
「えっ!?堀原さんって陽菜ちゃんのマネージャーさんだったの!?」
公園での撮影を見学して撮影終了になる前に朝陽に促されてその場をそっと後にした。
朝陽が言うには撮影終了と同時に散り散りになる人達に揉みくちゃにされないようにだそうだ。
公園を後にして大ファンの陽菜に会えた感動の中にいた真未は、ずっと朝陽と手を繋いでいることも、自然と二人で家に向かっていることも、いつの間にか住み慣れた部屋で朝陽が隣で座っていることも気付かずにいた。
そして今、陽菜の隣にいた堀原とは何者かという話になって驚いていたところだった。
「なんでそんな人と朝陽が知り合いなの?」
「まあ、いろいろ縁があってね。
一つが俺のクライアント先の会社の人が堀原さんって感じかな」
「クライアント先って……朝陽が前に仕事してるって言ってた?」
「そう。
もしかして信じてなかった?」
苦笑する朝陽に首を振り、真未も苦笑いをした。
信じていないわけではなかったけど、同じ大学生なのに既にしっかり仕事しているのが想像できなかったのだ。
「どんな仕事なのか聞いてもいい?」
「いいよ。
モデルの陽菜も所属してる芸能事務所、そこのWebデザイナーの専属契約してる」
「え!?あれって朝陽が作ってたの!?」
あの事務所のWebデザインはとても有名で、真未も何度か見たことがある。
確か何かの賞を受賞していた気がするが、そんな有名な物を作り上げたのが目の前にいる人物だと知って真未は開いた口が塞がらなかった。
公園での撮影を見学して撮影終了になる前に朝陽に促されてその場をそっと後にした。
朝陽が言うには撮影終了と同時に散り散りになる人達に揉みくちゃにされないようにだそうだ。
公園を後にして大ファンの陽菜に会えた感動の中にいた真未は、ずっと朝陽と手を繋いでいることも、自然と二人で家に向かっていることも、いつの間にか住み慣れた部屋で朝陽が隣で座っていることも気付かずにいた。
そして今、陽菜の隣にいた堀原とは何者かという話になって驚いていたところだった。
「なんでそんな人と朝陽が知り合いなの?」
「まあ、いろいろ縁があってね。
一つが俺のクライアント先の会社の人が堀原さんって感じかな」
「クライアント先って……朝陽が前に仕事してるって言ってた?」
「そう。
もしかして信じてなかった?」
苦笑する朝陽に首を振り、真未も苦笑いをした。
信じていないわけではなかったけど、同じ大学生なのに既にしっかり仕事しているのが想像できなかったのだ。
「どんな仕事なのか聞いてもいい?」
「いいよ。
モデルの陽菜も所属してる芸能事務所、そこのWebデザイナーの専属契約してる」
「え!?あれって朝陽が作ってたの!?」
あの事務所のWebデザインはとても有名で、真未も何度か見たことがある。
確か何かの賞を受賞していた気がするが、そんな有名な物を作り上げたのが目の前にいる人物だと知って真未は開いた口が塞がらなかった。