無自覚片思いの相手は策士な肉食系でした
カタカタカタ……と朝陽がリビングでパソコンをいじっているのを珍しいな。と真未はキッチンから見つめていた。
普段仕事でパソコンをいじるときは集中したいからと自室にこもることが多いので、真剣な表情でパソコンを見ている朝陽を見るのは滅多になかった。
それにーー。
「朝陽って、パソコンするとき眼鏡かけてるのね」
「んー?度は入ってないけどね」
ブルーライトカット用だよ。と眼鏡をかけたまま真未に微笑みかけると、真未は目を細めた。
「私、眼鏡姿の朝陽好きかも」
「……え?」
「なんでもない、仕事頑張って」
朝陽にもう少し積極的に、と思ったはいいものの恥ずかしさの方が勝ってしまい、いても立ってもいられなくなって言いたいことだけ言って自室に戻ろうとすると、突然腕を捕まれ引っ張られた。
「きゃっ!?」
「ね、もう一回言ってよ」
くるっと方向転換させられ背中は壁に、捕まれた腕は解放されてはいるけれどその代わりに朝陽の両手が真未の体の両側にある。
一瞬で身動きが取れなくなり朝陽を伺うと、朝陽は眼鏡をかけたまま強気な笑みを浮かべていた。
普段仕事でパソコンをいじるときは集中したいからと自室にこもることが多いので、真剣な表情でパソコンを見ている朝陽を見るのは滅多になかった。
それにーー。
「朝陽って、パソコンするとき眼鏡かけてるのね」
「んー?度は入ってないけどね」
ブルーライトカット用だよ。と眼鏡をかけたまま真未に微笑みかけると、真未は目を細めた。
「私、眼鏡姿の朝陽好きかも」
「……え?」
「なんでもない、仕事頑張って」
朝陽にもう少し積極的に、と思ったはいいものの恥ずかしさの方が勝ってしまい、いても立ってもいられなくなって言いたいことだけ言って自室に戻ろうとすると、突然腕を捕まれ引っ張られた。
「きゃっ!?」
「ね、もう一回言ってよ」
くるっと方向転換させられ背中は壁に、捕まれた腕は解放されてはいるけれどその代わりに朝陽の両手が真未の体の両側にある。
一瞬で身動きが取れなくなり朝陽を伺うと、朝陽は眼鏡をかけたまま強気な笑みを浮かべていた。