無自覚片思いの相手は策士な肉食系でした
今日は講義が目一杯詰まってたのでバイトも予め休みをもらっていて真っ直ぐ家に帰った。
早速朝陽に貰ったカフェオレボウルを使いビターな味のカフェオレを用意すると借りたCDについていた特典DVDを流し始めた。
けれどせっかくの歌も曲も映像も頭に入ってこなくて、思い出すのは頭に触れた大きくて優しい手の温もりと自分の名前を呼ぶ朝陽の声……。
「もう、勘弁してよ……」
ベッドに転がり傍にあったクッションを抱き締める。
彼女と別れたらしい二年間気になっていた相手だった朝陽とここ最近急接近することになって、家に帰って一人になると真未の心臓は毎日バクバクと忙しなく動いていた。
別に仲良くなりたいとか付き合いたいとか思ったことはなく、ただずっと気になっていた、それだけなのに名前を呼んだりあんな風に触ってくるなんて反則だと内心悪態をつくが真未の顔は自分でもわかるくらい火照っている。
こんな顔を大学で見られなくて本当によかったと真未はクッションに顔を埋めた。
早速朝陽に貰ったカフェオレボウルを使いビターな味のカフェオレを用意すると借りたCDについていた特典DVDを流し始めた。
けれどせっかくの歌も曲も映像も頭に入ってこなくて、思い出すのは頭に触れた大きくて優しい手の温もりと自分の名前を呼ぶ朝陽の声……。
「もう、勘弁してよ……」
ベッドに転がり傍にあったクッションを抱き締める。
彼女と別れたらしい二年間気になっていた相手だった朝陽とここ最近急接近することになって、家に帰って一人になると真未の心臓は毎日バクバクと忙しなく動いていた。
別に仲良くなりたいとか付き合いたいとか思ったことはなく、ただずっと気になっていた、それだけなのに名前を呼んだりあんな風に触ってくるなんて反則だと内心悪態をつくが真未の顔は自分でもわかるくらい火照っている。
こんな顔を大学で見られなくて本当によかったと真未はクッションに顔を埋めた。