無自覚片思いの相手は策士な肉食系でした
食べ終わったお皿を片付けて、さらには晩ご飯にとカレーまで作ってくれた朝陽の背中をぼんやり見つめながら真未は今日の事を思い起こしていた。
なんか、今日一日だけですごく疲れた気がする。
朝陽のキスのせいでバイトは失敗ばかり、挙げ句の果てには常連さんが朝陽の元カノかもしれなくて二人で仲良く……。
そこまで思い起こしたところでハッと目を見開いた。
「片付け終わったよ。
カレーはまた食べるときに温めて、食べ終わった皿はそのまま置いとい……」
「朝陽、ちょっとそこに座って」
「は?」
突然強めに言われて目を丸くした朝陽は示された場所、真未の目の前を見て素直に座るとその前に正座をした真未は姿勢を正して不思議そうにしている朝陽をじっと見つめた。
「気になってること全部聞かないと気持ち悪いから聞くけどいい?」
「別にいいよ。
隠すことも誤魔化すことも何もないし」
いつも通りの笑顔で答える朝陽の瞳をじっと見つめる。
少しでも目が泳いだりしたらとことん追求してやろうと意気込んで、真未は口を開いた。
なんか、今日一日だけですごく疲れた気がする。
朝陽のキスのせいでバイトは失敗ばかり、挙げ句の果てには常連さんが朝陽の元カノかもしれなくて二人で仲良く……。
そこまで思い起こしたところでハッと目を見開いた。
「片付け終わったよ。
カレーはまた食べるときに温めて、食べ終わった皿はそのまま置いとい……」
「朝陽、ちょっとそこに座って」
「は?」
突然強めに言われて目を丸くした朝陽は示された場所、真未の目の前を見て素直に座るとその前に正座をした真未は姿勢を正して不思議そうにしている朝陽をじっと見つめた。
「気になってること全部聞かないと気持ち悪いから聞くけどいい?」
「別にいいよ。
隠すことも誤魔化すことも何もないし」
いつも通りの笑顔で答える朝陽の瞳をじっと見つめる。
少しでも目が泳いだりしたらとことん追求してやろうと意気込んで、真未は口を開いた。