無自覚片思いの相手は策士な肉食系でした
講義が終わりバイトも入ってなく、家に帰ってのんびりしようと立ち上がるとその腕を掴まれた。
掴んだ腕の主を見下ろすと、そこには期待を込めた眼差しを送ってくる朝陽がいた。
「……何?」
「今日この後予定ある?」
「ないけど……」
「俺もこの後の予定ないからさ、真未の家行っていい?」
「……駄目」
なんで?と口角を上げて楽しそうに聞いてくる朝陽から視線を反らして真未は、なんか身の危険を感じるから。と呟いた。
「大丈夫、大丈夫。
真未が嫌がるなら婚前交渉はしないから」
「なっ……!」
「あ、でも……」
抱き締めたり、キスしたりはたくさんするかも?とニヤリと笑う朝陽に真未は顔に熱が一気に集中するのがわかった。
「あ、あんたはまた恥ずかしげもなくそう言う……っ!」
「ま、細かいことは気にしないで」
「気にしないといけないことがある気がするんだけど!?
ちょっと、引っ張らないで……もうっ!」
朝陽に腕を掴まれたまま引っ張られるようにして歩いて教室を出る。
二人の会話が聞こえていた周りの人は、うわー……。と声を漏らしながら微かに顔を赤くしていた。
掴んだ腕の主を見下ろすと、そこには期待を込めた眼差しを送ってくる朝陽がいた。
「……何?」
「今日この後予定ある?」
「ないけど……」
「俺もこの後の予定ないからさ、真未の家行っていい?」
「……駄目」
なんで?と口角を上げて楽しそうに聞いてくる朝陽から視線を反らして真未は、なんか身の危険を感じるから。と呟いた。
「大丈夫、大丈夫。
真未が嫌がるなら婚前交渉はしないから」
「なっ……!」
「あ、でも……」
抱き締めたり、キスしたりはたくさんするかも?とニヤリと笑う朝陽に真未は顔に熱が一気に集中するのがわかった。
「あ、あんたはまた恥ずかしげもなくそう言う……っ!」
「ま、細かいことは気にしないで」
「気にしないといけないことがある気がするんだけど!?
ちょっと、引っ張らないで……もうっ!」
朝陽に腕を掴まれたまま引っ張られるようにして歩いて教室を出る。
二人の会話が聞こえていた周りの人は、うわー……。と声を漏らしながら微かに顔を赤くしていた。