また明日、会えたなら
奏「昨日俺は咲のお母さんと話し合ったんだ
それで決まったのは、俺と咲は付き合ってないことにすること
だんだん咲は記憶を取り戻すだろうからその時に俺は伝えることにした」

俺は自分のためにこうしたのだから少し胸が痛んだ

奏「だから、咲が来ても俺と付き合ってることは言わないでくれ
先生、以上です
ありがとうございました」

そう行った後、クラスメイトはざわめき始めた
美夕は泣いてるからともかくとして、海夜はなんで何も言わないんだ?

中「おう、そういうことなら黒川の気持ちを尊重してやれ
先生も出来る限り手伝うからな」

今はそう言ってくれる先生がありがたかった
今日クラスメイトに言ったことで、他のクラスにも伝わるだろう
きっと咲が戻ってくる頃にはみんなが俺たちを友達だと思ってくれるといいな
まぁ、記憶を早く取り戻してくれるのが一番なんだけどな

クラスがまだざわついてる中、朝のホームルームは終わった
1時間目は国語だから準備をしていた

海「おい、奏多
1時間目は屋上で俺とお前と美夕でサボるぞ
咲のこといろいろ教えてくんねーとわかんねーことばかりだ」

美夕を見ると、目は真っ赤ながらも泣き止んでいた
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