また明日、会えたなら
朝起きると病院で、前のことはなにも覚えてなくて
とても不安になった
昨日、先生に今日は検査だって言われたから1日忙しいんだろうな
注射は嫌いだからそれだけはやだなぁ

「咲ちゃん、おはよう
起きたのね」

看護師さんが入ってきて、今日の検査のことを伝えられた
でも、当然ながらわかる検査なんて1つもなくて適当に聞き流してた
話が終わったところで注射があるかと聞いてみたら、ちゃんとあり憂鬱な朝を迎えた

咲「病院食って味薄いし、あんまり美味しくない…」

加「咲ちゃん、おはよう
まずは今の君の状態について確認してみよう
右腕は骨折、両足捻挫だ
頭を強く打ったみたいだから、脳震盪を起こしていて、二針縫わせてもらったよ
今どこか他に痛いところとかはあるかい?」

咲「特にないです」

右腕でよかった
私は左利きだから、そこまで不便はしないはず
でも、両足捻挫したのがつらいなぁ

加「じゃあ、今日は脳の検査から始めようか」

いろいろな検査が終わった時、時間は12時を過ぎていた
最後に血液検査をして泣いたから、涙の跡がまだ残ってる

加「咲ちゃん、お疲れ様
検査はこれで終わりだから今日はもう休んでていいよ
結果は後日でるからね」

咲「はぁーい」
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