また明日、会えたなら
2人が出て行った後、私は寝ていた
けど、誰かが入ってくる音で目が覚めた

「咲、入るぞ」

メガネをかけていて、頭が良さそうな人
だけど、とても優しそうな感じがする人だ

「目が覚めてよかった、とても心配したよ」

この人の笑顔はとても落ち着く
もしかしたら、私のお父さん?

母「咲、帰ったわ
あら、あなた来てたの?」

「連絡を受けてから急いで仕事をおわしてきたんだ」

咲「えっと、私のお父さん…だよね?」

私の言葉に驚いた顔を見せるお父さんらしき人
だけど、すぐに表情を元に戻して笑ってくれた

父「そうだよ、俺は咲のお父さんだ
咲は記憶を失ってしまったのかな?」

その言葉に私は頷いた
お父さんが優しそうな人で安心した

父「じゃあ、少し家族の話をしようか
俺と母さん、そして咲の3人家族だ
家にはペットの犬のモコがいる
咲の誕生日は3/18で、今は16歳の高校2年生だよ」

お父さんは私の今一番知りたいことを教えてくれた
だけど、

咲「お兄ちゃんは?奏多くんはお兄ちゃんじゃないの?」

母「奏多くんは近所のお友達よ
よく咲の面倒を見てくれて、遊んでいたのよ」

父「それは奏多くんがそういったのかい?」

母「ええ」
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