密会~合コン相手はドS社長~
「申し訳ないと思うなら、誠心誠意謝る事だ。」

「はい。」

そうして15分後。

泉さんのオフィスに着いた。

「申し訳ありませんでした!」

二人で、頭を下げたけれど、返って来たのはため息だった。

「おかしいと思ったんですよね。何も連絡がないから。」

「私の管理不足です。何てお詫びしたらよいか。」

社長は、頭を下げっぱなしだ。

「どうしようなぁ。今度の新商品のパッケージにしようと思っていたのに。」

「そんな大事なお仕事を、私に?」

胸が痛んだ。

そんな大事な仕事、私に任せてくれたのに。


「あの、もう少しお時間頂けないでしょうか。」

社長がなんとか、提案している。

「いいですよ。東村さんのデザインが気に入ったから、依頼したんだし。」

「ありがとうございます。」
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