アオハル

「まぁ、俺はここなんか余裕だったわい」
理人は自信に溢れていた
まだ合格なんかも分からないのに受かった気でいた
それもそうだろう。先生からも期待が大きかったのだから

しかし、頭は良くても性格はバカなので堂々と先生の期待を裏切った

ほんとにある意味尊敬するわ


「ほんとに頭が良い奴はいいね。私は受かってるかも微妙なのに」

私ははぁーとため息をついた


「は?落ちたら承知しねぇぞ。あんだけ教えてやったのに努力が無駄になるぜ」

理人は私にプレッシャーをかけてきた

まともに励まそうという心はないのだろうか?


あきれた


「大丈夫、神様にちゃんとお願いしたしね!絶対4人で受かるって」

ほんとに理人とは違ってイケメンは
性格までもイケメンか!

そう話してるうちに高校までついてしまった
急に震えが止まらなくなった
足がガクガクと震える

それに気づいたひかりが私の手を握った
「大丈夫だよ、私がついてるよ」
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