アオハル
私は自分の受験番号を探した
「俺あった!合格した」
理人はその場で飛び跳ねた
「あ、受かったよ。俺も」
かけるも、受かってる
焦りを感じる、私だけまだ見つかってない
「ひかりも受かったよ」
残りは私だけとなってしまった
不安で仕方ない
心臓の鼓動が次第に高まる
ードクドクドクッ
私の受験番号は180
169 170 173 176 177 178 ……
「おい、どうしたんだよ。受かったのか?」
「美月?」
3人とも私の方を見て聞いてきた
もう一度受験番号を見た
本当なのか嘘なのか分からなくなってきた
そして口を開いた
「受かった…受かったよ!!!」
私は思いっきり叫んだ
開放感に今、満ちている
「おめでとう、美月」
最初に祝ってくれたのが翔だった
あとの2人もやっと状況を把握したのか
「おめでとう!!美月」
ひかりは私に抱きついた
「ビックリさせるなよ。落ちたかと思ったじゃん」
理人は、心の中ではほっとした