『ああ、死にたい。』そう呟く18時37分
それでも内定に飛び付いたのは、条件が良かったからです。


単純ですね(笑)




経理の仕事が出来るからと、苦手な業務には目をつむり、
勤務時間も、今までより30分後ろ倒しになって帰宅が遅くなっても関西支社は駅近だし、
給与は10万アップになるし、
土日祝日休みだし、
福利厚生が充実していると謳っているし。




まあ、でも、
本当に経理の仕事が出来ると嬉しかったんです。

前職までは単なる事務職でしたからね。
やりたい気持ちが溢れていました。





内定の連絡は電話でした。
もう少しでクリスマスという時期だったので、少し早いクリスマスプレゼントだ、なんて喜びました。



そして、退職日は内定をもらってから2ヶ月後(年末年始を挟むので)という話を面接時にしていたはずなので、入社日は年明け3月あたりを予定していました。




しかし、疫禅士さん曰く『面接時(一次面接の11月月末)に聞いていたのは2ヶ月後・・・入社日は2月1日ね!』と内定をもらってからの部分はスルーされて脳内変換されていたらしく、一次面接時点で入社は2月で調整済みだから変更は出来ない、どうしてもというなら調整してみるけど。との事でした。



今考えればなんて上から目線なんだと思うことが出来ますが、この時はやる気に満ち溢れていたので気付きもせず・・・。


前職には未練が無かったのと、有給消化を諦めることで2月1日入社を実現しました。

本当、この時は脳内がやっと経理の仕事が出来るっていうことで溢れていて・・・。

恋は盲目とよく言われますが、そんな状態でした。
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