『ああ、死にたい。』そう呟く18時37分
3月19日、最終出勤日です。


今日を乗り切ればもうオサラバです。




と意気込んだら、初っぱなから出鼻を挫かれました。


なんと、疫禅士さんが出張でいませんでした。

お菓子もちゃんと用意したんですよ。



というか、最終出勤日の感じが全くしません。

何故なら、通常業務しかしていないからですね。




後任はいなくなってしまいましたし、

引き継ぎは、疫禅士さんに社内システムで連絡ですし、

仕事はどんどん溜まりますし。




とにかく、出来るところまでは、と。

社内システムで、最終的な挨拶もして、疫禅士さんにも引き継ぎの連絡をして。

250%、物凄く、全力の全力で頑張りました。


が。


井狭岳さんと世匙訳さんが、帰る3分前に。


「引き継ぎ聞いてないけどないんだよね?」

「私達がやってあげるってこと理解しているの?」


と聞いてきたので。


「引き継ぎは疫禅士さんに」


と、答えようとしたら。


「はぁ?疫禅士さんは関係ないでしょ。」

「報連相出来てないし。」


と、言われてしまいました。


疫禅士さんに報告した引き継ぎ内容と同じ内容を、井狭岳さんと世匙訳さんにしました。


定時より2分オーバーしたことも含めて、グチグチ言われながらお菓子を世匙訳さんに渡して。


私からお菓子を渡されて、ああ。の一言だけで、さっさと井狭岳さんと世匙訳さんは帰って行ってしまいました。




さすが、情緒も何もあったもんじゃないですね。
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