過去の精算
番外編

「ねぇ、やっぱり…まずいって」

大丈夫だと言う彼について父の部屋である院長室まで来たけど、やっぱりダメな気がする。
だって…

院長室に入るなり、壁へ押し当てられ唇を奪われると、直ぐに口内へ彼の熱い舌が入って来た。
まるで、無くした大切なモノを、必死に探す様に、荒々しくでもどこか優しく私の口内を弄り、私のモノと絡める。

「カズ…私…声…抑えれる自信ないよ…んっ」

「抑えなくても良いさ?
隣の方が凄いだろうからな?」

彼はそう言うと、私の背中のファスナーに手を掛けた。

「しかし、ワンピースって良いよな?
考えたヤツ尊敬するわ!」

ん?
何が良いの…?
何を尊敬するの?

不思議に思っていると、彼は右口角を上げて笑うと、「一度に脱がせるだろ?」と言って、手を掛けていたファスナーを下ろす。
するとワンピースは床へスットンと落ち、露わになった己の姿に恥じらい、両手で隠してみるが、そんなものは無駄な抵抗とばかりに、直ぐ彼によって、両手は壁に固定され、再び私の体は露わにされたのだ。

「今更隠した所で、俺は未琴の全てを見て知ってるんだから、隠す必要ないだろ?
体のどの部分に、ホクロが有るかまでな!
未琴は知ってるか?
ここに小さな星の様なホクロが2つある事?」

彼はそう言って私の下腹部へと手を這わせ、ショーツの中へと彼の指が入って行く。
そして、彼の指は蜜の溢れる秘洞を見つけると、中へと指をいれた。

「ホクロだけじゃ無いぞ? 未琴の良い所も知ってる」と言って、中をかき混ぜ始めた。

「んっ…あっ!カズ…ダメ…」
首を振り、声を抑える為にと下唇を噛む私に、彼は大丈夫と言う。

「未琴が鳴くのを聞きたい。
心配しなくて良いから、鳴いてみろよ?」

彼が心配しなくて良いと言った通り、隣の部屋からは大きな声のシーディーさんとブレナさんの愛の営みが聞こえて来た。
助けを求めてる様な、激しく叫ぶブレナさんの声。
余りの凄さに、聴いてるこっちが、はずかしくなる。

「ねぇ…あれ本当に大丈夫なんだよね?」
凄すぎて、心配になってしまう。

「なんだぁ?
ダメとか言いながら、随分余裕だな?」

向きを変えられ、壁に手を付くと、彼の熱いモノが私の秘洞へと入り、激しく打ち付ける。

「もぅダメ…カズ…あぁ…」
「未琴…」




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