また、君の優しさで包み込んで。
「咲、ごめんな。俺が悪いよな。」
りゅうちゃんはずっとごめんなと言う。
「違う!私が悪いの。私が…」
病気だから。
そう言えたなら、どうなっているのだろうか。
私をきらいになる?
それが怖くて言えないの。
「俺が助けるから。何かあったら言えよ。もう、咲の苦しんでるところ、みたくないよ?」
わかってる。
でも、りゅうちゃんを巻き込みたくない。
ごめんなさい。私が弱いから。
< 13 / 52 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop