グリーンピアト物語~醜い妖精とイケメン君~(完結)
「一緒に幸せになろう、ノエリ」

 幸せ・・・

 幸せって誰と一緒にいる事? 甘える事? 

 良く分らない・・・。

 ノエリは答えに迷ってしまった。


「とりあえず、これ食べて。お昼から何も食べてないんでしょう? 」

 口元におかゆを持ってこられると、戸惑いながらもマスクを外して、ノエリは素直に食べさせてもらった。

 ちょうどいい温度になったおかゆはとても美味しくて、ノエリの心までほっこりさせてくれた。

 また夢じゃないよね?

 こんなに美味しいおかゆ、夢で食べれるはずはないよね?

 おいしいおかゆを食べると、ノエリは嬉しそうな表情になった。

< 21 / 88 >

この作品をシェア

pagetop