グリーンピアト物語~醜い妖精とイケメン君~(完結)
気にするなと言われても・・・。
まぁ、別にいいかもしれない。
デルバはきっと、こんな写真をとって送り付けて、傷つけようとしたに違いない。
でも家まで知られているなんて、ちょっと怖い気がする・・・。
少しだけ恐怖を覚えたノエリは、肩を竦めた。
「ノエリ・・・」
ふわりと、ジックニーはノエリを抱きしめた。
「心配しなくて大丈夫だよ。俺は、姑息な作戦に引っかかりはしないよ」
「はい・・・信じていますから・・・」
そう答えるノエリの声が震えていた。
「ノエリ・・・。もうすぐ、俺とノエリが結婚して一ヶ月過ぎるよ」
「え? もうそんなになりますか? 」
「ああ、バタバタしてたから、そんな気しないけどね」
そっと身体を離し、ジックニーはノエリを見つめた。
「ねぇノエリ。そろそろ、俺に敬語使うの辞めよう」
「あ・・・すみません・・・」
「ノエリがそうやって、俺に敬語を使うのは。俺の事を、ちゃんと受け入れてくれていないからだよね? 」
「そ、そんなことは・・・」
「ノエリ・・・。前に聞いたよね? 本当のノエリに戻りたい? って」
そう言えば聞かれた。
本当の自分じゃないから苦しんでいるんだって。
本当の自分・・・。
ノエリはギュッと唇を噛んだ。
「俺は、本当のノエリをずっと見ているんだよ。だから、今のノエリの顔が本当の顔じゃない事も知っているよ」
え?
驚いた目で、ノエリはジックニーを見つめた。
まぁ、別にいいかもしれない。
デルバはきっと、こんな写真をとって送り付けて、傷つけようとしたに違いない。
でも家まで知られているなんて、ちょっと怖い気がする・・・。
少しだけ恐怖を覚えたノエリは、肩を竦めた。
「ノエリ・・・」
ふわりと、ジックニーはノエリを抱きしめた。
「心配しなくて大丈夫だよ。俺は、姑息な作戦に引っかかりはしないよ」
「はい・・・信じていますから・・・」
そう答えるノエリの声が震えていた。
「ノエリ・・・。もうすぐ、俺とノエリが結婚して一ヶ月過ぎるよ」
「え? もうそんなになりますか? 」
「ああ、バタバタしてたから、そんな気しないけどね」
そっと身体を離し、ジックニーはノエリを見つめた。
「ねぇノエリ。そろそろ、俺に敬語使うの辞めよう」
「あ・・・すみません・・・」
「ノエリがそうやって、俺に敬語を使うのは。俺の事を、ちゃんと受け入れてくれていないからだよね? 」
「そ、そんなことは・・・」
「ノエリ・・・。前に聞いたよね? 本当のノエリに戻りたい? って」
そう言えば聞かれた。
本当の自分じゃないから苦しんでいるんだって。
本当の自分・・・。
ノエリはギュッと唇を噛んだ。
「俺は、本当のノエリをずっと見ているんだよ。だから、今のノエリの顔が本当の顔じゃない事も知っているよ」
え?
驚いた目で、ノエリはジックニーを見つめた。