グリーンピアト物語~醜い妖精とイケメン君~(完結)
ジックニーは、産まれたままの姿のノエリをギュッと抱きしめた。
トクン・・・トクン・・・
直接触れる体温と鼓動を感じる・・・。
「ノエリ、綺麗だね」
スーッと、細くて長いジックニーの指先がノエリの体に触れる・・・。
絹のように滑らかで綺麗なノエリの肌に、ジックニーのしなやかな指先が降りてくる。
その感触がとても心地よくて、ノエリの体が反応してゆく・・・。
小さくノエリの吐息が漏れると、優しいジックニーの唇が降りてくる。
ガラスにでも触れるように、とっても丁寧に愛してくれるジックニーに、ノエリは今まで感じたことがない、とても心地よい感覚を感じていた。
マシュマロのような柔らかい膨らみに触れて・・・
触れられた感触は夢のようで・・・。
触られるたびに吐息が漏れると、優しくキスをしてくれるジックニー。
体に触れられながら、お互いの体温を感じる・・・。
ここちよくて、とても暖かい最高のエネルギーである。
何も考えられなくらの心地よさを感じる中。
激痛に似た痛みを感じたノエリは、ジックニーの背中にギュッと掴まった。
ギュッと抱きしめてくれるジックニーは、ノエリに「一人じゃないよ」と言ってくれているようで・・・。
痛みはだんだんと心地よいエネルギーにまた変わって行った。