漣瀬くんが怖くて学校行けない
漣瀬君が…私に一目惚れ…?
自意識過剰だとは思うけど、さっきからの漣瀬君の行動からして、その可能性は無いとは言えない。
でも、なんで私…?

「どしたマオ?早くアプリインストールしてゲームしようぜ?」

考え込んでいた私は漣瀬君の呼びかけで我に帰る。そして、私は思い切って言ってみた。

「な、漣瀬君…私、あなたのこと好きじゃないけどっ?!てゆか、さっきから私につきまとってきて……漣瀬君こそ、私のこと好きなんじゃないの?」

「うん。好きだよ。」

そうでしょ?好きじゃないでしょ?
だったらもう私につきまとわな………
え…
い、今…漣瀬君…

「は…い、今…なんて…」

き、聞き間違いだよね?
漣瀬君が私のこと好きなんて…そんな…

戸惑う私の側に寄ると、漣瀬君はまた指で私の顎をクイっと持ち上げた。

「…俺は、マオのことが好きだよ。」
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