希望の夢路
「僕と一緒にいても、夢が叶えられるという保証はない」
「そんな保証なんていらない!」
「僕は、君の夢を応援することしか出来ない」
「いいの。それだけで私、充分です…!」
「いや。夢を叶えてあげることができない。僕がしてあげられることは」
「いやっ、いや…私から離れないでください」
「君の幸せのためと思えば」
「いやです、博人さんひどい」
「酷い男だよ、僕は」
なんとでも、言えばいいさ。
僕を悪者にすればいい。
そうすればあいつは、僕と君がすれ違っているのをいいことに君を奪うだろう。最初は嫌でも、きっと時が経てばあいつのことをまた好きになる。
そして君はあいつと幸せになる。
それが、君を幸せにするための最善の道なんだよ。
だから、憎みたければ僕を憎んでいい。
「だって!博人さん言ったじゃありませんか。私のこと、絶対に離さないって…!!」
「……撤回するよ。あいつと、幸せになって」
「いやっ、離さないでっ!!」
僕が彼女から離れようとすると、彼女は痛いくらいに僕の腕を掴んだ。
絶対に離さないと、彼女の目が語っていた。でも、離さなきゃいけない。
ごめん、心愛ちゃん。
こんな、別れを告げようとは思ってなかったんだ。そんなつもりは、全くなかった。君と、イチャイチャするつもりだったんだ。でも、話してみてわかったんだ。あいつといた方が、君は幸せになれるんだってこと。
だから、悪く思わないで。
きっと、あの時僕と別れて良かったんだって、笑って話せる日がきっと来ると思うから。
「そんな保証なんていらない!」
「僕は、君の夢を応援することしか出来ない」
「いいの。それだけで私、充分です…!」
「いや。夢を叶えてあげることができない。僕がしてあげられることは」
「いやっ、いや…私から離れないでください」
「君の幸せのためと思えば」
「いやです、博人さんひどい」
「酷い男だよ、僕は」
なんとでも、言えばいいさ。
僕を悪者にすればいい。
そうすればあいつは、僕と君がすれ違っているのをいいことに君を奪うだろう。最初は嫌でも、きっと時が経てばあいつのことをまた好きになる。
そして君はあいつと幸せになる。
それが、君を幸せにするための最善の道なんだよ。
だから、憎みたければ僕を憎んでいい。
「だって!博人さん言ったじゃありませんか。私のこと、絶対に離さないって…!!」
「……撤回するよ。あいつと、幸せになって」
「いやっ、離さないでっ!!」
僕が彼女から離れようとすると、彼女は痛いくらいに僕の腕を掴んだ。
絶対に離さないと、彼女の目が語っていた。でも、離さなきゃいけない。
ごめん、心愛ちゃん。
こんな、別れを告げようとは思ってなかったんだ。そんなつもりは、全くなかった。君と、イチャイチャするつもりだったんだ。でも、話してみてわかったんだ。あいつといた方が、君は幸せになれるんだってこと。
だから、悪く思わないで。
きっと、あの時僕と別れて良かったんだって、笑って話せる日がきっと来ると思うから。