もう、我慢すんのやめた
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こんなにも学校に行きたくないと思った朝は未だかつてない。
眠れずにベッドの上で寝返りを打っていたら、あっという間に夜が明けてしまった。
弥一のそばにいる。
そう返事をしてしまったことを、今さらになって後悔って言葉じゃ表しきれないほど後悔してる。
昨日、病院を出てスマホを確認したのは20時を過ぎた頃で。
【連絡遅れてごめん、もうすぐ家に着くよ】
それだけ送ったメッセージは、すぐに既読がついて。
【家に入るまで気ぃつけること】
そんな返信が1分もかからず返ってきた。
私からの連絡を、ずっと待っててくれたんだろうなって思ったら居た堪れなくなって、
会いたくなって、声が聞きたくなって、
どうしようもなく、泣いて縋りたくなった。
きっと弥一とのことを、佐倉に素直に全部打ち明けたら、優しい佐倉のことだから引き止めてくれる。
そしたら私は、佐倉が好きだって伝えて、佐倉の腕の中で幸せに過ごすんだ。
だけど、きっと───。
弥一に対する罪悪感がずーっと残って、佐倉といても、いつもどっかに弥一の存在がチラつく。