おじさんは予防線にはなりません
不思議そうに首を傾けた池松さんだけど……すぐにぴたっと手が止まる。
そのままみるみるうちに顔を赤く染め、ゆっくりと手を私から離した。
「……その。
……すまん」
目を逸らし、池松さんは照れくさそうに頬を人差し指でポリポリと掻いている。
「……いえ。
別に」
もう!
恥ずかしがらないでください!!
私の方が恥ずかしくなってくるし、……それに。
そんな可愛い姿見せられたら、胸がきゅんきゅんしちゃいますから!
でもそんなことをするのは、池松さんは私が宗正さんと付き合っているって信じ切って、ガードを完全に解いたからなんだろう。
以前と同じように接してくれるのは嬉しい。
――けれど同時に。
そのままみるみるうちに顔を赤く染め、ゆっくりと手を私から離した。
「……その。
……すまん」
目を逸らし、池松さんは照れくさそうに頬を人差し指でポリポリと掻いている。
「……いえ。
別に」
もう!
恥ずかしがらないでください!!
私の方が恥ずかしくなってくるし、……それに。
そんな可愛い姿見せられたら、胸がきゅんきゅんしちゃいますから!
でもそんなことをするのは、池松さんは私が宗正さんと付き合っているって信じ切って、ガードを完全に解いたからなんだろう。
以前と同じように接してくれるのは嬉しい。
――けれど同時に。