家政夫執事と恋愛レッスン!?~初恋は脅迫状とともに~
「……はい」
紅茶を飲むが、味も香りもいまいちだった。
松岡くんの淹れてくれる紅茶に出会ってからというもの、どんな店で飲んでも絶対にそれ未満で困っている。
「それでですね……」
気を引き締めて立川さんの話を聞く。
そうじゃないとまた、王子様妄想に耽ってしまいそうだ。
立川さんは会って打ち合わせをすることにこだわった。
「だって、桃谷に頼まれましたし」
「うっ」
しれっとそんなことを言われると、どう返していいのか困る。
「それとも、僕とデートするのは嫌ですか」
ぱちんといたずらっぽく、片目をつぶられたらもう勝てない。
鼻血を吹きすぎて輸血が必要になるんじゃないかって状態になってしまうから。
立川さんと会うのは編集部で紹介されたあと、これが初めてだ。
紅茶を飲むが、味も香りもいまいちだった。
松岡くんの淹れてくれる紅茶に出会ってからというもの、どんな店で飲んでも絶対にそれ未満で困っている。
「それでですね……」
気を引き締めて立川さんの話を聞く。
そうじゃないとまた、王子様妄想に耽ってしまいそうだ。
立川さんは会って打ち合わせをすることにこだわった。
「だって、桃谷に頼まれましたし」
「うっ」
しれっとそんなことを言われると、どう返していいのか困る。
「それとも、僕とデートするのは嫌ですか」
ぱちんといたずらっぽく、片目をつぶられたらもう勝てない。
鼻血を吹きすぎて輸血が必要になるんじゃないかって状態になってしまうから。
立川さんと会うのは編集部で紹介されたあと、これが初めてだ。