家政夫執事と恋愛レッスン!?~初恋は脅迫状とともに~
「今日はありがとうございました。
さらなる進化、期待しています」

「期待にお応えできるように頑張ります」

お店を出て立川さんと別れる。
ケーキ店の前を通りながら顔が緩んだ。
明日は松岡くんが来てくれる日だから、美味しい紅茶を淹れてくれるはず。

ケーキはなにかな。
そろそろ苺なんていいけど、まだまだ高いからなー。

もう明日が待ちきれなくて、うきうきとセバスチャンの待つ家に帰った。



「こんにちはー」

「はーい」

ガラガラと玄関が開き、松岡くんが入ってくる。
その姿を見て鼻血を吹きそうになった。

「ご、ごちそうさまです……」

「は?」
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