家政夫執事と恋愛レッスン!?~初恋は脅迫状とともに~
なんて思いながら、そういうのがいい! などと思っている私はおかしいんだろうか。
がしかし、ドSヒーローにときめきっぱなしのヒロインなんて珍しくもないので、おかしくないとも、うん。

今日はツナサンドとスコーン、それにモンブランだった。

「このツナサンド、美味しいねー」

うん、普通のコンビニに売っているツナサンドとは全然違う。
あれは当たり外れがあって、妙に酸っぱかったりするのは好きじゃない。

「それはツナから手作りした甲斐がありました」

「へ?」

口に運びかけたツナサンドを、まじまじと見てしまう。

……ツナって手作りできるもんなの?

いや、問題はそこじゃない。
ツナサンドのためにツナからから手作りするなんて普通じゃないよ?

「ツナサンドのためにツナから手作りしたの?」
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