家政夫執事と恋愛レッスン!?~初恋は脅迫状とともに~
ざっと読み直して誤字脱字をチェックし、送信ボタンを押した。
本当はいつでも気軽にお電話ください、って言ってくれているけど、電話は私にとってハードルが高いのだ。
最近はNYAINなんて便利な連絡手段があるから、非常に助かっている。

というわけで、電話は本当に、非常事態のときしか使わない。

「続き……はごはん食べてからにしよう」

集中力も切れたし、そのうち晩ごはんもできる。
それに立川さんは返信がまめだから、ごはんを食べている間にもしかしたら来るかもしれない。

「うん、それがいい」

ひとりで納得して椅子を立ち、茶の間へと移動した。


今日の晩ごはんはエビドリアとスープ、ブロッコリーのサラダ。

「美味しい」

エビドリアを食べて、ついつい顔がふにゃんと緩む。
火曜日に立川さんと食べた高級なしゃぶしゃぶもいいけど、私としてはこっちの方が非常に好みだしほっとする。
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