家政夫執事と恋愛レッスン!?~初恋は脅迫状とともに~
金曜日は松岡くんがやってくる。
このところはこの時間が一番、安心できた。
今日もお茶して仕事部屋にこもる。
「郵便が届いております」
その瞬間、ぴたっとキーを叩いていた手が止まった。
「……あれ、は」
「その……」
おずおずと差し出された封筒は、いつものものにしては大きく厚みがあった。
「違うんじゃない?」
「けれど差出人は無記名ですし、宛名シールもいつものものかと」
確かに、貼られているシールはMS明朝で打ち出された、いつものシールだ。
「……開けてみるね」
こわごわ封筒を開けて中身を出す。
中から出てきたのは私の本だった。
このところはこの時間が一番、安心できた。
今日もお茶して仕事部屋にこもる。
「郵便が届いております」
その瞬間、ぴたっとキーを叩いていた手が止まった。
「……あれ、は」
「その……」
おずおずと差し出された封筒は、いつものものにしては大きく厚みがあった。
「違うんじゃない?」
「けれど差出人は無記名ですし、宛名シールもいつものものかと」
確かに、貼られているシールはMS明朝で打ち出された、いつものシールだ。
「……開けてみるね」
こわごわ封筒を開けて中身を出す。
中から出てきたのは私の本だった。