家政夫執事と恋愛レッスン!?~初恋は脅迫状とともに~
第9章 ヤキモチは煮ても焼いても食えない
土曜日もやはり、例の郵便は届いた。
が、またあれを見るのは嫌でそのままフリーザーパックに詰め込む。
月曜日、いつものようにやってきた松岡くんはそれを、無言で自分のバッグに入れた。
毎度のごとくお茶をして、小説を書く。
が、今日は少し落ち着かない。
「立川様がお見えになっております」
「はーい」
デジタルメモを叩いていた手を止め、椅子を立つ。
――立川さんはまた、わざわざ我が家まで来てくれた。
あのあと、立川さんにメールした。
嫌がらせがエスカレートしてずたぼろにされた本が届くことを説明。
警察に相談もしたし、報告だけだとは言ったけれど、すぐに伺いますと彼は言ってくれた。
けれど、急いで来ていただいても現状ではなにもできないに等しい。
が、またあれを見るのは嫌でそのままフリーザーパックに詰め込む。
月曜日、いつものようにやってきた松岡くんはそれを、無言で自分のバッグに入れた。
毎度のごとくお茶をして、小説を書く。
が、今日は少し落ち着かない。
「立川様がお見えになっております」
「はーい」
デジタルメモを叩いていた手を止め、椅子を立つ。
――立川さんはまた、わざわざ我が家まで来てくれた。
あのあと、立川さんにメールした。
嫌がらせがエスカレートしてずたぼろにされた本が届くことを説明。
警察に相談もしたし、報告だけだとは言ったけれど、すぐに伺いますと彼は言ってくれた。
けれど、急いで来ていただいても現状ではなにもできないに等しい。