家政夫執事と恋愛レッスン!?~初恋は脅迫状とともに~
第12章 知ってしまった深い愛情と絶望
「なんでっ、……こんなことにっ、なった、ん、……だろ」
泣きながら穴を掘ってセバスチャンを埋める。
証拠だとかそんなの、どうでもいい。
このままにしておくのは可哀想すぎるから。
「私がっ、莫迦、だったからっ。
……ごめん、セバスチャン」
手を合わせて家の中に戻る。
いまからどうしていいのかわからない。
松岡くんが嫌がらせの犯人だったなんて。
「にゃー」
「……えっ?」
不意に、寝室から黒猫が出てきた。
首には見覚えのある首輪をつけている。
「セバス、チャン……?」
じゃああれは、違う猫?
でも同じ首輪をつけていた。
白襟に黒の蝶ネクタイ調リボンは、松岡くんの執事スタイルに合わせてオーダーしたのだから間違いない。
泣きながら穴を掘ってセバスチャンを埋める。
証拠だとかそんなの、どうでもいい。
このままにしておくのは可哀想すぎるから。
「私がっ、莫迦、だったからっ。
……ごめん、セバスチャン」
手を合わせて家の中に戻る。
いまからどうしていいのかわからない。
松岡くんが嫌がらせの犯人だったなんて。
「にゃー」
「……えっ?」
不意に、寝室から黒猫が出てきた。
首には見覚えのある首輪をつけている。
「セバス、チャン……?」
じゃああれは、違う猫?
でも同じ首輪をつけていた。
白襟に黒の蝶ネクタイ調リボンは、松岡くんの執事スタイルに合わせてオーダーしたのだから間違いない。