家政夫執事と恋愛レッスン!?~初恋は脅迫状とともに~
ちゅっ、祐護さんの唇が私の額に触れる。

寝室のベッドに潜り込みながら、明日のことを考えた。

明日は――きちんと祐護さんに、私の気持ちを伝えなきゃ。



翌日、起きたら昼近かった。

「よく寝た……」

大あくびをしながら茶の間へ行く。
こたつの上にはメモが載せてあった。

【おはよう、紅夏。
よく眠れた?
昨日はお疲れ様。
お弁当作って置いてあるから食べてね。
今日はごちそうの予定だから期待してて。
じゃあ、仕事に行ってくるね】

「ごちそう……」

――ぐるるるるるっ。

呟くと同時にお腹が派手に音を立てて、苦笑いしかできなかった。
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