家政夫執事と恋愛レッスン!?~初恋は脅迫状とともに~
お弁当を食べてぼーっとしていたら、セバスチャンがちょっかいを出してきた。

「遊べ、って?
そうだね、このところ全然相手してあげてないもんね」

大好きなおもちゃを手に取った途端、いつものようにセバスチャンの目の色が変わる。

「にゃっ、にゃっ!」

「ほれ、ほれ」

「にゃっ、にゃーっ!」

「ほれ、ほーれ!」

松岡くんは私を騙したけど、セバスチャンは私を騙さない。
同じ男でも大違い。

「セバスチャンは可愛いねー」

「にゃーっ!」

「でもなんで、そんなに祐護さんが嫌いなの?」

「にゃっ」
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