家政夫執事と恋愛レッスン!?~初恋は脅迫状とともに~
第3章 TLノベル作家の苦悩
三匹の子猫との生活は……思った以上に大変だった。

「うわっ」

寝ていたところを踏まれて、目が覚める。

「もー、何時……」

携帯を確認したら十二時を回っていた。
今朝は夜明け前には寝たから、そろそろ起きてもいいかもしれない。


ボリボリとあたまを掻きながら浴室に向かう。
騒がしい音がして茶の間を覗くと、三匹が大運動会を繰り広げていた。
当然、茶の間は酷い状態だ。

「あー、今日は松岡くんが来るからいいか……」

いや、いいわけがない。
が、まだ眠いあたまではまともな判断ができようはずがない。


シャワーを浴びて着替え、簡単に化粧をする。
もう九月に入ったというのにまだまだ暑い。

「こんにちはー」
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