家政夫執事と恋愛レッスン!?~初恋は脅迫状とともに~
三匹全部は無理だけど一匹くらい残しても、なんて考えたのも事実。
「私のわがままを聞いてくださり、本当にありがとうございました」
「やだ、ちょっとあたま上げてよ!」
いつもの慇懃無礼な態度じゃなく、真剣にあたまを下げられるとらしくなくて慌ててしまう。
「いえ、本当にありがとうございました。
この仔たちも喜んでいると思います」
眩しそうに目を細めて笑う松岡くんに、……心臓がまた、どくんと一回、大きく鼓動した。
「う、うん……」
心臓の鼓動はどきどきと治まらない。
いつもの不整脈だ。
このところ、ちょっと多い気がする。
一度、病院で診てもらった方がいいかな……?
こうして週末には猫たちは貰われていき、静かな生活が戻ってきた……はず、だった。
「私のわがままを聞いてくださり、本当にありがとうございました」
「やだ、ちょっとあたま上げてよ!」
いつもの慇懃無礼な態度じゃなく、真剣にあたまを下げられるとらしくなくて慌ててしまう。
「いえ、本当にありがとうございました。
この仔たちも喜んでいると思います」
眩しそうに目を細めて笑う松岡くんに、……心臓がまた、どくんと一回、大きく鼓動した。
「う、うん……」
心臓の鼓動はどきどきと治まらない。
いつもの不整脈だ。
このところ、ちょっと多い気がする。
一度、病院で診てもらった方がいいかな……?
こうして週末には猫たちは貰われていき、静かな生活が戻ってきた……はず、だった。