タイトル未定
午前三時
スマホのアラームで目を覚ます
(もう朝…
ええええええもっと寝たいのに
いや、でも数学の予習せんとヤバイ…起きるか…)
ガバッと山崎小春(18)は布団から起き上がって大きく伸びをした。
小春は、日本で過去に「47番目に有名な県」と言われた事もある島根県の高校に通う三年生だ。
高校三年生の秋と言えば、もう受験の追い込み。小春の周囲では推薦入試で大学が決まった子がポツリ・ポツリと出てきていた。
小春が行きたいのは自分の偏差値の5も上の公立大学で、そのために朝の三時に起きて受験勉強をする生活が続いていた。
(まじ終わんない
こんな事ならもっ起きとけば良かった
てか今何時だろ?)
「…っ七時!?」
これはヤバイ、ヤバすぎる
「もう~誰か教えてくれてもいいのに!
お母さんも洸も、……夕也さんも…酷いんだから!」
文句を言いつつ慌てて制服に着替え、髪をとかす。
リップクリームだけささっと塗り、鞄を掛ける。
「行ってきまーす!」
気を付けるのよー、とお母さんの声が遠くに聞こえた。
スマホのアラームで目を覚ます
(もう朝…
ええええええもっと寝たいのに
いや、でも数学の予習せんとヤバイ…起きるか…)
ガバッと山崎小春(18)は布団から起き上がって大きく伸びをした。
小春は、日本で過去に「47番目に有名な県」と言われた事もある島根県の高校に通う三年生だ。
高校三年生の秋と言えば、もう受験の追い込み。小春の周囲では推薦入試で大学が決まった子がポツリ・ポツリと出てきていた。
小春が行きたいのは自分の偏差値の5も上の公立大学で、そのために朝の三時に起きて受験勉強をする生活が続いていた。
(まじ終わんない
こんな事ならもっ起きとけば良かった
てか今何時だろ?)
「…っ七時!?」
これはヤバイ、ヤバすぎる
「もう~誰か教えてくれてもいいのに!
お母さんも洸も、……夕也さんも…酷いんだから!」
文句を言いつつ慌てて制服に着替え、髪をとかす。
リップクリームだけささっと塗り、鞄を掛ける。
「行ってきまーす!」
気を付けるのよー、とお母さんの声が遠くに聞こえた。
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